日本の民間信用調査会社「帝国データバンク」は15日、日本製造業の実態調査の結果を発表した。
それによると、2002年以降の日本製造業の破産、特別清算、休廃業・解散の各件数を集計した「消滅企業」数は累計で3万9872件に達した。2010年の日本製造業の売上高は339兆5862億円で、2000年より3.9%(13兆8482億円)減少した。
また、年商規模別に見ると、10億円未満の中小企業が2000年に比べて22.8%減少した一方、1000億円以上の大企業は5.3%増加した。地域別に見ると、9地域中6地域が2000年より減少している。東北地区は18.4%で最悪の減少率となった。
「帝国データバンク」はレポートで、円高傾向が続けば、企業の生産基地の海外移転が加速し、日本製造業の空洞化がさらに深刻化する可能性があると指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月16日