『綱要』で、「十二・五」期の海洋科学技術の発展目標として、次のように記されている。
海洋基礎研究のレベルとコア技術を徐々に世界トップレベルにまで近づけ、オリジナルイノベーション力、海洋探査及び応用研究の能力と海洋資源の開発・利用能力を顕著に増強する。海洋科学技術革新プロセスをさらに完備し、海洋科学技術の海洋経済への寄与率を60%以上にして、海洋科学技術イノベーションで海洋経済を牽引し、海洋事業を持続的に発展させる力を基本的に形成する。
『綱要』によれば、向こう5年間で、深海科学技術の発展は政策支援の重点の1つになる。特に海洋プロジェクトと設備技術の面が重視されるだろう。
『綱要』の解読について、国家海洋局の劉賜貴局長は、「十二・五」期には、科学技術の総合的実力の向上を重点に、極地と大洋科学考察面の競争優位を引き続き強めることが必要となると指摘する。そして、中国は独自技術と設備の開発を重点に、深海科学技術の発展で重要な一歩を踏み出すよう努めることが必要となると説明している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月20日