中国の国家海洋局、科学技術部、教育部と国家自然科学基金委員会などは9月16日、『十二・五国家海洋科技発展計画綱要』(以下『綱要』と略称)を共同発表した。
『綱要』では、「十二・五(第12次五カ年計画期、2011~2015年)」期に、海洋経済に対する海洋科学技術の寄与率は「十一・五(第11次五カ年計画期、2006~2010年)」期の54.5%から60%まで引き上げられ、特許取得件数を35%以上増加するなど海洋開発技術の「オリジナル化」を大きく発展させることが目標に掲げられた。
注意に値するのは、『綱要』では、海水総合開発・利用について、中国はモデルプロジェクトを建設し、海水淡水化の「オリジナル化」と「規模拡大」の推進加速が提起されている点だ。そのほか、「十二・五」期に、中国は独自技術の開発と設備製造装備を重点に「深海科学技術」の推進に重要な一歩を踏み出すことが強調された。
「十二・五」期に、コア技術での難関突破に尽力し、海洋関連の戦略的新興産業の成長を支援する。海水総合開発・利用関連技術はその重点の1つとなる。