あるアナリストによると、欧州は中国にとって1番目の貿易パートナーであり、1番目の輸出市場であり、1番目の技術導入元であり、また2番目の輸入市場だ。欧州の債務危機が引き続き悪化すれば、中国の輸出にマイナス影響を与えることは言うまでもない。
中国社会科学院金融研究所国際金融・国際経済研究室の張明副主任は「現在の中国は、内部と外部の二重の不確定性がともに顕著にみられるという十字路にふたたびさしかかっている」とした上で、こうした時期には通貨政策を緩和して外部からの打撃に対応するという観点にとりわけ注意し、今後の政策を打ち出す際にはことのほか慎重でなければならないと述べる。
「人民網日本語版」2011年9月21日