中国の工業情報化部は22日、『十二・五中小企業発展計画』(以下『計画』と略称)を発表した。この『計画』は中国初の中小企業の発展に関する国家級専門計画である。
『計画』では、中小企業の融資ルートをさらに広げ、「中小企業板」市場の強化に引き続き注力し、「創業板」市場の発展に積極的に取り組むことが提起されている。また、実施細則を制定し、民間資本を独占業種関連市場に導入するため、財政・税収面の支援措置を通じて中小企業の運営コストを下げる。
工業情報化部は、広州で開催された「第八回届中国国際中小企業博覧会」で『計画』を正式に発表した。席上、同部幹部は、この計画は中国で最初の中小企業の発展に関する国家級専門計画であると説明。また、オンラインの中国中小企業公共サービス・プラットフォームの建設、中小企業イノベーション能力向上関連のいくつかの重要なプロジェクトや行動計画がまもなくスタートすることを明らかにした。
中小企業はすでに中国の国民経済と社会の発展に欠かせない存在となっている。データでは、2010年末現在、全国で商工業登記をしている中小企業数は1100万社を上回り、個人経営の商工業企業は3400万社を上回っている。当面、中小企業が成長するには多くの課題に直面する。これら発展過程の問題を解決し、中小企業の実力を強めることが、中国の経済発展モデルの転換期における重要な課題の1つとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月23日