米コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーは21日、中国は2009年に世界最大の再生可能エネルギー投資国となり、向こう20年もトップを維持するとの報告をまとめた。
報告によると、石油や石炭をはじめとする伝統的なエネルギーの供給は急速に増える需要を満たせていないが、中国は再生可能エネルギーの発展に巨額を投じ、投資額は2位の米国と3位のイギリスを遥かに上回っている。
マッキンゼーの統計によると、向こう40年で、新興国は世界のエネルギー需要の増加分の90%を占め、うち中国は30%を占めると見られる。これは2030年までの世界のエネルギー需要の26%に相当する。
マッキンゼーは、2010年から2030年に、中国は年間平均1300億ドルを投じて110万キロワット規模の発電所を建設すると予想。この規模は、世界最大の発電国である米国の現在の設備容量に相当する。世界の年間投資額4900億ドルのうち、中国は27%を占める。