第110回広州交易会に参加した貿易企業への取材で、多くの輸出企業が為替変動リスクへの対処に乗り出していることがわかった。
浙江の人民電器集団の貿易業務担当者、葉向宇氏は、同社が米国の為替相場法案の新たな動きに注目することを表明した。同社は主に電化製品を生産し、製品を東南アジアや南米、欧州などに輸出している。ここ数年、販売量は安定した増加を続けているが、人民元の上昇により大幅な増益は見られないという。
葉向宇氏によると、今年に入って20%以上値上げしたが、それでも高い利益率を維持できていない。