住宅ローンの引き上げが始まっている。不況により貸付が困難となる中、14日、中国建設銀行北京支店による金利引き上げのニュースが市場の注目を集めた。この金利引き上げの動きは不況の最中にある不動産にどのような影響を及ぼすだろうか?
中国建設銀行北京支店は14日、初回住宅購入者向けの住宅ローン金利を5%引き上げた。これにより、100万元を20年ローンで返済する場合、1ヶ月あたりの支払額は約8000元、総返済額は元本の2倍近くとなる。金利引き上げによる非弾力的需要への影響は大きく、初めて住宅を購入する人に対する負担は増加し続けている。
しかし、記者の調べによると、工業銀行、農業銀行、中国銀行は、現在のところ住宅ローン金利を変更していない。現在、初回住宅購入者対しては、頭金比率30%という政策が実施されているが、市場に詳しい関係者は「数年後、銀行の資金が逼迫した場合、ローンの審査はさらに厳しくなる」との見方を示した。