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イタリアのぜいたく品製造企業のプラダは、今後2~3年以内に、同社の中国大陸部市場における年間売上高が3倍以上に拡大すると予想した。同社のCarlo Mazzi氏(CFO)は取材に応じ、「経済が低迷しようとも、ぜいたく品の販売には影響が出ない」と見解を述べた。中国経済網が、香港紙『経済日報』(Hong Kong Economic Journal)の月曜日の記事を引用して報じた。
「当社の事業の40%はアジア市場で展開され、来年は50%に上昇するだろう。中国経済が、国際金融危機による深刻な影響を被ることはないと見ている。当社は中国市場の今後の成長に対して、自信を深めている。中国経済は引き続き安定的に成長し、消費者のぜいたく品に対する需要も引き続き旺盛となるだろう」
『経済日報』の記事は、「7月末現在、プラダの1~6月の中国大陸部、香港、マカオにおける売上高は、前年同期比38%増の計2億2300ユーロ(約234億円)に達し、売上全体の20%を占めた」と報じた。
Carlo Mazzi氏は、「経済発展が遅れている南米もまた、当社にとって成長が最も著しい市場となることが期待される」と語った。本社をイタリアのミラノに置く同社の業績報告によると、今年上半期の純利益が前年同期比で74%増加した。
「人民網日本語版」2011年10月18日