ムーディーズの専門家グループは17日、インフレ抑制を狙った利上げの失敗が顕著になることで、インド経済は今後急速に後退する恐れがあると発表した。17日、フランス通信(AFP)が伝えた。
AFPは、インド中央銀行が昨年3月から実施した計12回の利上げは、各業界の資金調達コストを上昇させ、インド経済を逆に後退させてしまったと指摘。
ムーディーズのエコノミスト、グレン・レビン氏は、「インド経済の成長率は徐々に減速していく。2011年上半期の成長率は7.8%だったが、2012年の中期には6.5%になるとみられている」と述べた。