スズキ株式会社の中国輸入代理店「鈴木中国」の新社屋がこのほど、上海政府が運営・管理する自動車総合工場団地「国際汽車城」(=上海市安亭鎮)で竣工した。新社屋には、鈴木中国としては初の直営販売店も開設される。店内の各施設は設置がほぼ完了しており、12月初めにも営業を開始する予定。スズキの輸入総代理店として傘下の輸入車種の販売も担う。国際金融報が伝えた。
鈴木中国の山本克朗代表は「中国の自動車保有台数は1千人当たり56台と少なく、中国の自動車市場は大きな潜在力を秘めている」と指摘。「政策環境や付随サービス、人材資源などで独特の強みを持つ同国際汽車城に、直営販売店の機能を備えた新社屋を建設した」と説明し、「傘下の合弁企業との販売やアフターサービスなどにおける連携強化や中国の輸入車市場のさらなる開拓につながる」との見方を示した。
「人民網日本語版」2011年11月29日