中国の「十二・五(第12次五カ年計画期、2011~2015年)」期のサービス貿易の発展目標として、中国のサービス貿易総額目標を2015年には6000億ドルに、向こう5年間のサービス貿易の年平均成長率を11%達成などが掲げられている。商務部サービス貿易・商業貿易サービス業司の周柳軍司長は、28日に行われた『サービス貿易発展十二・五計画綱要』(以下『綱要』)に関する記者会見で明らかにした。
商務部などの34の部門が2年をかけてこの『綱要』を策定した。
長い間、サービス貿易は長期にわたり貿易赤字になるなど、中国のサービスとモノの貿易発展バランスの不均衡状況が目立っている。向こう5年間で、中国のサービス貿易の発展は複雑な情勢に直面するが、全般的に見て、挑戦よりチャンスの側面が大きいと見ている。
『綱要』では、観光、建物サービスなど中国が比較優勢にある分野や、コンサルティング、コンピュータ、情報サービスなど国際サービス貿易が発展する中で出現してきた新分野を含む30分野を「十二・五」期のサービス貿易の発展重要分野に指定している。