5年前、中国は世界一の大豆生産国から世界一の大豆輸出国に成り下がってしまった。国内大豆は価格の安い遺伝子組み換え大豆に無残にも破れ、価格決定権を失った。そして現在、同じような悲劇が養豚業を襲おうとしている。データによると、今年以降、アメリカ、カナダを中心とする外国産牛肉が中国市場に次々と参入、そのうち、アメリカ産豚肉の輸入量と輸入額は700%以上増加した。特に肝心なことは、これら輸入豚肉の価格が国産豚肉のわずか半額だということだ。
中国養豚業をさまたげる4要素
11月以降、豚肉の輸入急増と輸出急減が話題となった。関係者の多くが、「大豆と食用油の次に豚肉が国外食品メーカーのターゲットとなった」と嘆いている。