アリババが主導する財団が提示しているヤフーの価値は、シルバーレイク、TPG Capitalの提示額より高値といわれている。シルバーレイクは1株あたり16.60ドルでヤフー株式の一部買収を提示しており、TPG Capitalの提示額はそれより高いという。
アリババが関心を示しているのは、ヤフーが保持する40%の株式であり、ソフトバンクはヤフーの所有するヤフージャパンの35%の株式を希望している。ブラックストーン、べイン・キャピタルはヤフーの米国国内事業運営に関心を寄せる。
アリババがブラックストーン、べイン・キャピタルと具体的な協議に入っているものの、彼らは他のプライベートエクイティともヤフー買収について相談しているとも伝えられている。これには米国大手PEのプロビデンス・エクイティ・パートナーズも入っているという。アリババが買収合戦に参加しないこともありうる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月1日