投資・消費・輸出の減速から、来年の中国のGDP成長率は8.9%と予想されことについて、市場では相対的に楽観的な判断だと見られている。アジア開発銀行は6日発表した報告で、2012年の中国のGDP成長率は8.8%と予測しているが、ユーロ地域や米国経済がさらに悪化すれば、中国のGDP成長率も6.88%に落ち込むだろうとの見通しを示している。
李副院長は、「投資・消費・輸出、特に外需の減少により、中国経済が減速するのは自然なことで、今後中国経済が投資と輸出の過度な依存から脱却する上で、いいことともいえる」とし、「経済の成長パターンからみると、新たな段階にステップアップしたということで、より構造のバランスがとれた、より持続可能かつ健全な発展の道を進んでいるということだ」と述べた。
今後数年は貿易黒字は1500億ドル前後で、長期的に貿易黒字が経済に占める割合は3%以下になるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月8日