野村ホールディングスのアジア市場投資首席アナリストのマイケル・カーツ氏は水曜日の取材で、中国の株式市場は来年の上半期、全体的に値上がりするとした。A株は現在、アジアで最も割安な株式市場の一つというのがその理由だ。
カーツ氏は、中国の今後の経済成長を考慮しなくても、多くの株がすでに投資価値のある価格であるとする。野村のクアラルンプールチームは、中国の金融とエネルギー、基礎原料関連の株に注目している。
これらの会社の長期収益見通しを考えると、株価収益率(PER)の標準を踏まえても、33%の上昇余地があるとする。クアラルンプールチームは、持続的な株価の下落が市場を一気に冷え込ませており、だからこそ多くの株価はすでにかなり割安になっていると分析する。
「来年上半期には状況は好転するだろう。絶好の投資機会が訪れるはずだ」。彼らは中国中央銀行が来年の第1四半期に0.25%の利下げを行うと予測しており、預金準備率も来年1年で2%下がるとしている。
野村も含め、現在すでに3社の国際投資銀行によって中国の株価が来年上昇する予測がなされている。他の2社とは、RBSグループとUBSグループである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月9日