金融情報サイト「Wind資訊」によると、上海、深センのA株上場企業819社が2011年年間業績見通しを発表した。そのうち、今年の業績について、「50%以上の成長」と予測した企業は189社、「50%以下の成長」と予測した企業は405社だった。今年の業績を成長すると予測した企業は合わせて594社、業績予測を公開した企業の72.5%を占めた。「赤字になる」と予測した企業は21社だった。
業績予測を公開した企業のうち、精密化学工業、一般消費財、バイオ医薬などに従事する企業は安定した成長を見せた。そのほか、政府の投資事業からの受注を獲得した企業と、年末に資産の処理を迎える企業も業績が大幅に上昇した。
国外需要の弱まりと国内の抑制政策により、周期性をもつ業界の企業は業績が低迷。しかし、精密化学工業、一般消費財、バイオ医薬など周期性の弱い業種は、安定した成長をみせた。中国証券報がまとめた統計によると、「50%以上の成長」と予測した189社のうち、67社は2年連続で成長。これらの企業は精密化学工業、一般消費財、バイオ医薬に集中している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月12日