ゲイツ氏が中国側と協議中
最近、マイクロソフト社の創業者で富豪であるビル・ゲイツ氏が、メリンダ・ゲイツ財団の中国支部のスタッフとともに中国科学技術部を訪れ、同副部長の張来武氏と会見した。ゲイツ氏はこのとき記者会見を行い、中国と共同で、より安全な新型原発の開発について協議したことを明らかにした。今後5年の研究開発費は最高で10億ドルに上る見通し。これは最近のニュースの中でも驚くべき話だが、中国原発業界では以前から公然の秘密となっていた。
厦門大学、国家核電技術公司、中国核工業集団公司など核関係に携わる多くの人々が記者に対し、ビル・ゲイツ氏が中国と原発開発の協議をしていることは秘密ではなく、ゲイツ氏はすでに多くの国内機関と接触していると言う。ビル・ゲイツ氏のかかわる原発事業は、具体的実務をワシントン州にある「テラ・パワー」社が行う。同社は第四世代の原子炉を専門に開発しており、トップクラスの科学者が多数在籍している。ビル・ゲイツ氏が投資する同社は、第四世代の原子炉の開発を目的とし、原子炉開発の理念は、低いコストであること、より安全であること、産業廃棄物が少ないこと、の3つである。
ゲイツ氏の思惑:三つ目の夢の実現