税関総署は10日、今年1--11月の中国の貿易統計を公表した。輸出入総額は前年同期比23.6%増の3兆3096億ドル。内訳は輸出が21.1%増の1兆7240億1000万ドル、輸入が26.4%増の1兆5856億1000万ドルで、1384億ドルの黒字(18.2%減)だった。
11月の輸出入総額は17.6%増の3344億ドル。内訳は輸出が13.8%増の1744億6000万ドル、輸入が22.1%増の1599億4000万ドルえ、145億2000万ドルの黒字(34.9%減)だった。
8月以降、単月の輸出の伸びは24.5%、17.1%、15.9%、13.8%と次第に減速している。専門家は来年も中国の貿易は世界経済の回復減速、外需低迷など多くの試練に直面すると分析。貿易商品構成の調整と最適化を継続し、企業の構造転換と高度化を推進し、貿易競争力を高める必要があるとしている。
世界貿易機関(WTO)加盟後の10年で、中国は輸出入総額が5096億5100万ドル(01年)から2兆9700億ドル(10年)へと年21.6%のペースで増加し、世界最大の輸出国、第2位の輸入国となった。税関の税収も2492億3000万元(01年)から1兆2518億3000万元(10年)へと5倍に伸びた。
「人民網日本語版」2011年12月11日