温家宝総理「株式市場の自信回復を」
温家宝総理「株式市場の自信回復を」。
タグ： 中国株式市場
発信時間： 2012-01-09 16:46:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
中国の温家宝総理は１月６日に開催された全国金融会議で、上海証券取引所の総合指数が2200を割ったことをうけて、「株式市場の自信回復に取り組むべきだ」と発言した。また、現在開かれている全国証券先物監督管理会議でも、今年の資本市場について触れるとみられる。これらの動きは中国の新段階の株式市場改革がいよいよ始まることを意味している。
温家宝総理は、金融部門と金融機関に対し、中央経済活動会議で定められた精神を真摯に遂行し、今年の金融業務に努めるよう求めた。（１）穏健な金融政策を実施し、的確性、柔軟性、先見性をさらに高め、社会の融資規模の合理的な成長を維持すること、（２）貸付構造を最適化し、「国が重点を置く進行中プロジェクトと保障性住宅（低所得者向け住宅）の建設」や「産業政策に合う企業、特に小企業」、「企業の技術改造」に対する融資を強化すること、（３）新株発行制度の市場化改革を深め、発行、上場廃止、配当制度を改善し、株式市場への監督管理を強化し、発行市場、流通市場の調和のとれた発展を促し、投資家の自信を回復させること、（４）国内外の経済情勢を密に観察・分析し、予防を強化し、経済・金融リスクを的確に防止すること、を強調した。
国務院発展研究センター金融研究所の巴曙松副所長は、温家宝総理の発言について、「発行市場、流通市場の調和のとれた健全な成長、つまり投資家と経営者の利益の調和を促すことを強調している」と指摘。英大証券研究所の李大霄所長は、「重要かつ有益」と評価し、「資本市場の問題の本質ついた発言である。関連政策を実施してこそ、株式市場には希望が生まれる」と述べた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2012年1月9日
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