\\香港紙『南華早報』は1月11日、「中国がイギリスの高速鉄道事業に目をつける」という見出しの記事を掲載した。
中国の鉄道会社は、価値327億ポンドに上るイギリスの高速鉄道事業の入札を検討中であることを明らかにした。同事業は10日、イギリス政府により承認されている。
イギリスのジャスティン・グリーニング運輸相は、「ハイスピード2」と呼ばれる高速鉄道計画の承認の際、「政府は新たな国家高速鉄道網の構築を支援し、高速道路の建設以来もっとも重要な交通インフラプロジェクトに乗り出すことを決断した」と表明した。
競争入札はまだ始まっていないが、中国企業は、イギリスで史上最高額となるこの鉄道建設事業に関心を示している。
中国中鉄股フェン有限会社の李建生最高財務責任者(CFO)は、「イギリス政府がこの高速鉄道の建設を望んでいるのなら、弊社は当然、入札に参加する気だ」と述べた。
また、香港市場と上海市場に上場する国営企業の中国南車股フェン有限会社も同様の姿勢を見せている。同社の責任者は、「私たちがこのプロジェクトに興味を持っていることは確かだ。海外市場はターゲット市場の一つである」と語った。
海外進出は容易なことではない
高速鉄道計画「ハイスピード2」を担当するある関係者は、入札はまだ始まっておらず、ここで中国が建設する鉄道に安全面の問題があるかどうかを評論するのはまだ早いと話す。