「摩天楼の呪い」は中国でも?
同報告によると、世界には240メートル以上の高層ビルが現在270棟あるという。そのうち75棟が中国で、全体の3割を占めている。中国は世界で最も高層ビルが建っている国なのである。超高層ビルのトップ10のうち、4棟が中国である。
今後5年間、中国では3日に1棟高層ビルが建てられる予定だ。
「高層ビル指数」を提唱した経済学者、アンドリュー・ローレンス氏は、「世界最高建築の竣工は経済発展のレベルを象徴するものとはなるが、摩天楼の地理的な集中は、しばしば行き過ぎた経済熱を表すことになる」と指摘する。