さらに、李委員は、「中国の貿易黒字は金融危機ぼっ発以降、減少し続けている。金融危機以前に年間3000億ドル以上あった黒字が2011年には1150億ドルまで減少した。また、国内総生産(GDP)に占める比率も金融危機以前は7.5%~8%だったが、昨年は2%にまで下落した」と説明、そして「人民元レートの変化が貿易黒字の調整にプラスの効果をもたらしたことを表している」との見方を示した。また、2012年の貿易黒字については「対GDP比で1%前後に下落する」と予測した。
そのほか、為替改革について「データや実情をみれば、比較的成功したといえる」と評価した一方で、「多くの人が中国の貿易黒字が高止まりし、上がり続ける一方だと誤解している」と述べ、国際社会の認識の少なさに不満を露わにした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月31日