人民元は2%上昇
陳教授は2012年の人民元対ドルレートについて、「2%前後上昇する見通し」と述べた。さらに、「11月のアメリカ大統領選挙が終われば、アメリカからの引き上げ要求は弱まるに違いない。そうなれば、人民元は上下に変動し、これまでのように一方的に上昇することはなく、下落する可能性も大いにあり得る。企業にとっては追い風となる」と述べた。
輸出に関しては、アメリカ経済は予測よりも好調であるものの、ヨーロッパ経済は回復に数年かかるため、中国の輸出は引き続き低迷するとし、投資に過度に依存した現在の成長モデルは転換の必要に迫られるとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月31日