アメリカの投資情報会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)北京事務所によると、スタンダード・アンド・プアーズは2日に「中国経済は2012年にソフトランディング」とする報告書を発表した。それによると、ヨーロッパ債務危機とアメリカの経済復興の力不足により市場の需要が減退するため、輸出に頼る中国の経済成長を鈍化させ、今年の国内総生産(GDP)は8%まで下がり、ソフトランディングを実現すると予測した。
スタンダード・アンド・プアーズのデータによると、2011年の中国のGDP成長率はすでに9.2%まで緩んだと指摘している。また同会社の格付け分析担当の曽永興氏によると、これまでの格付け基準により、中国の経済成長率は2012年8%に下がると予測した。このほかスタンダード・アンド・プアーズは「中国のGDP成長率が7%に下がる可能性は4分の1、5%に下がる可能性は10分の1」と予測している。
「中国国際放送局 日本語部」 2012年2月4日