ポルトガル政府の発表によると、電力会社Redes Energeticas Nacionais(REN)は既に40%の株式を中国国有送電企業・国家電網公司とオマーン・オイルに総額5億9200万ユーロ(約592億円)で売却することで合意した。
そのうち、中国国家電網公司は3億8700万ユーロ(約387億円)でRENの25%の株式を取得し、オマーン国有石油会社SAOCは2億500万ユーロ(約205億円)で15%の株式を手に入れた。
売却の最終段階での入札者は中国国家電網公司とオマーン・オイルだけだったという。ポルトガル財務省のMaria Albuquerque氏は、株式の売却額は、現在のRENの株価に約34%上乗せした水準であると述べた。
また、昨年12月、中国三峡集団はポルトガルの電力公社(EDP)の株式21%を取得している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月4日