中国で自動車市場の成長が減速する中、新たな経済成長の原動力として期待される新エネルギー自動車市場がチャンスを迎えている。今年に入ってから、日系メーカーが次々とハイブリッド車の発売計画を発表、アウディ、BMWなど高級車メーカーも今年中にハイブリッドカーを発売する見通しである。
日系メーカーが先行
中国市場で最も早くハイブリッド車を導入したトヨタはこのほど、3代目「プリウス」を3月22日より発売すると発表した。現在、長春市の工場ではすでに同車の生産が始まっている。
トヨタ自動車の豊田章男社長は昨年10月に行われたトヨタ研究開発センターの着工式で、中国市場における新エネルギー自動車の発売計画を初めて公表、2013年にはプラグインハイブリッドや電気自動車を発売すると明らかにした。業界では、「同センターの建設はトヨタがハイブリッド車の販売に力を入れるシグナルだ」との見方が強まっていた。
トヨタはこれまでに「カムリ・ハイブリッド」や「レクサスCT200h」など数々のハイブリッド車を発売している。
また、ホンダもハイブリッド車の発売に力を入れ始めた。昨年、ホンダはハイブリッド車を2~3年以内に中国で生産すると発表。計画によると、ホンダは2012年、「Insight」や「CR-Z」、「フィアット」、「シビック」などを中国で発売するが、そのほとんどがハイブリッド車である。