専門家によると、3大鉱山は世界の鉄鉱石貿易で独占的地位を占め、供給元の多様化は3大鉱山と発言権を争う重要な手段だと中国の鉄鋼企業から見られている。3大鉱山が鉄鉱石価格を引き上げ続ければ、中国はその他の国からの輸入を増やすことになるが、インドとベトナムの輸出抑制策によって中国の鉄鋼企業は苦しい立場に立たされている。統計によると、2011年に中国が輸入した鉄鉱石の64%はオーストラリアとブラジルから供給されたもので、2010年とほぼ同水準となった。
専門家は、全体的に見て、海外の鉄鋼業への投資加速と国内での調達量の増加は3大鉱山に対する依存から抜け出す最も有効的な手段だと分析している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月8日