袁剛明氏は、中国が欧州に大規模な救済支援を行う背景には一石二鳥の目的があるという見解を示す。このような行動を採ることで、多くのメリットがある一方、リスクや負の影響は少ないという。
温家宝総理は先週木曜日、ドイツのメルケル首相との会見において、中国は欧州に対する救済を強化する意向があると表明した。中国政府もネット上で「欧州の救済は中国自身の救済に等しい」とする声明を発表している。この動きにより、中国政府が大規模な欧州救済を行う噂が世界を駆け巡ることになった。
袁剛明氏は、中国政府はまず数百億ユーロを欧州金融安定ファシリティの発行する債券に投資し、最終的な購入金額は1,000億ユーロに上る見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月9日