ハイアールグループの杜鏡国副総裁は取材に対し、「日本をアジア本部に選んだのは、『世界の家電王国』として日本には優れた家電の伝統があるほか、日本の家電市場は整っており、世界の家電技術の風向計でもあるためだ」と述べた。2002年の進出から10年が経過した「ハイアール」ブランドは、日本市場で経験を積み重ねてきた。既存の豊富な資源と白物家電業トップを誇る競争力に頼り、日本の先進的な開発技術と潜在力のある人材を取り入れることができれば、同社にとって大きなプラスになることは間違いない。
2002年の日本進出から、ハイアールは売上げを伸ばし続けている。2011年は100億円を突破、2012年は150億円を突破し、知名度は43.6%に達した。三洋電機の買収後、三洋の従業員を多く起用し、現地の技術優位性と販売ルートを利用して「AQUA」ブランドの特性を残しながらも、ハイアールの資源とアイデアを取り入れた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月16日