今年の投資対象は様々
2012年に入り、従来の投資対象はローリスク、ハイリターンという富豪たちの要求を満たせなくなった。金や国外不動産は新たな投資商品として富豪の寵愛を受けているが、今年は「非主流」の投資対象にも注目が集まりそうだ。
2011年、中国は金融、不動産ともに引き締め策が実施され、株式、国債も軟調が続いた。多くの投資家が不安な日々を過ごした。今年はワインや骨とう品などこれまでとは違う投資対象がにわかに注目を集め始めている。
しかし、債務危機の打撃を強く受けたアメリカの富豪は、中国の富豪と考えを異にしている。米紙ウォールストリートジャーナルによると、アメリカのInstitute for Private Investors(IPI)が投資資産3000万ドル以上の家庭を調査したところ、アメリカの富豪は今年、大口商品や不動産、民間企業に目をつけていることが分かった。
2012年、富豪たちが何に投資するかに人々の注目が集まっている。