変わり種の投資対象が人気上昇
証券市場、金、銀、不動産など主要な投資対象以外に、コレクションといった変わり種の投資方法が国内外の投資家の注目を集めている。
高級腕時計、芸術品、四合院(中国の伝統的家屋建築)、洋館、プレジャーボートなどが投資家のコレクション品目として人気となっている。中国の調査会社、胡潤研究院のレポートによれば、投資家に一番人気なのは高級腕時計のコレクション。そのうち、パテックフィリップとカルティエが最も人気のブランドだった。
郵便切手や紅木、コインなどのニッチ商品も驚くほど価格が高騰することがある。今年1月5日に発行された辰年の記念切手「壬辰年」は、販売から数十日で市場価格が12倍に高騰。そのほか、春節(旧正月)を迎え、龍をテーマにした金銀の記念硬貨も人気に火が付いた。
米紙ウォールストリートジャーナルは1月31日、「中国の株が下がり、不動産市場も低迷したため、中国の投資家は、漢方や芸術品、酒、紅木家具、玉石などおかしな分野に投資するようになった」と変わり種の投資をテーマにした記事を掲載した。