従業員の数を減らし、労働力コストを抑えるため、武漢愛機汽車配件(自動車部品)有限公司は、間もなく操業開始の第2工場の生産ラインにロボットを導入した。労働管理主任の徐青氏は「従業員を集めるのが益々難しくなる中、できる作業は産業ロボットにやらせている」と話す。
武漢愛機汽車配件有限公司は2005年に、広東地区から内陸部の武漢市に進出した企業である。「武漢を選んだのは、ここには労働者が多く集まっており、労働賃金も安いからである。しかし、そのメリットも年々なくなり、今年は従業員を十分に確保できないという前代未聞の事態に陥っている」と徐氏は言う。
第1工場には50台の産業ロボットが導入されており、第2工場は全ての生産ラインに配備しているが、それでも200人あまりの従業員を補充する必要がある。