電気料金の値下げに注力
注目を集める太陽光発電の電気料金や発電コストなどの問題についても、「計画」は具体的な目標を立てた。
「計画」によると、電気供給価格に関する政策の制定と実施に努め、2015年までに、太陽光発電モジュールのコストを7000元/KWに、太陽光発電システムのコストを1.3万元/KWに、発電コストを0.8元/KWHに引き下げ、太陽光発電の競争力を高めるとした。また、2020年には、太陽光発電モジュールのコストを5000元/KWに、太陽光発電システムのコストを1万元/KWに、発電コストを0.6元/KWHに下げ、電力市場で有効な競争を実現するとした。
王月海氏は、「多結晶シリコンなど川上産業の価格が低下すれば、今後、産業全体のコストが低下する。現在、中国の北西地区の太陽光発電は利益拡大の余地が出てきており、今後は発電コストが0.8元/KWHまで下がることもあり得る」と述べた。