2012年の中国経済情勢及び電力発展分析予測会議で、政府は計画概略で『十二五(第12次五カ年計画2011―2015年)』期間中のGDP成長率目標を7%とすることを発表しているが、実際の成長率は8.5%程度になる事が予測されることが明らかになった。2020年前後には、中国は基本的な工業化を達成し、ポスト工業化時代に突入すると予測され、経済成長率は徐々に落ち込むだろう。
26日、現地で開かれた「2012年中国経済情勢及び電力発展分析予測会議」によると、「改革・開放」政策以来、中国の工業化は進み、産業の構造調整や工業構造のグレードアップが進むと、工業化の進展は更に健全に進められるようになった。
「十二・五」以来、中国は「一人あたり1000米ドル以上のGDP」を目標とする、重工業を重点に置いた工業化の中期段階にあった。工業に必要な電力の需要が急激に増加し、電力使用量は速い成長を保っていた。
会議で専門家は、「世界各国が発展してきた歴史を見ると、重工業を中心とする工業化では、経済と電力需要が揃って速く伸びる」と指摘している。