米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は2月28日、「日本の個人FXトレーダーが意欲をなくす」という見出しの文章を掲載した。以下はその要約。
市況の流れに逆らって取引を行い、市場に大きな影響を与えたことで話題になった日本の個人FXトレーダーはすでに投資意欲を失い、厳格化された証拠金規制と昨年の円高による取引戦略の変更は投資家に二重の圧力をかけている。
業界団体が2011年4月に実施した調査によると、一般家庭の主婦もいることから「キモノ・トレーダー」とも呼ばれる日本の個人FXトレーダーの取引高は163億ドルに上り、東京市場の59%を占める。この数字に銀行間取引は含まれていない。
1日あたりの世界の外貨取引高約4兆ドルのうち、銀行間取引が占める割合は最も大きいが、近ごろ、日本の個人FXトレーダーによる取引高は減少している。日本の金融先物取引業協会の統計によると、2011年9月から2012年1月の日本の個人FXトレーダーによる取引高は、証拠金規制が開始した2011年8月より平均16%減少した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月29日