国家発展改革委員会エネルギー研究所の戴彦徳副所長は、「工業の省エネにおいて、もっとも将来性があるモデルは、余熱・余圧の利用であり、エネルギー管理契約(EMC)は効果的な制度のひとつである」と考える。
「計画」は「『十二・五』が、鉄鋼・ガラス・非鉄金属・化学工業・建築材料などの余熱・余圧が豊富な分野で、余熱・余圧回収再利用技術を広め、低品質な熱エネルギーの回収再利用を推し進め、エネルギーの段階的な総合利用を目指している」ことを明らかにしている。「計画」は、2015年までの目標として、中国の余熱・余圧発電システムの設備容量を2万キロワットにするとした。
「これは三峡ダムひとつ分に相当する発電容量であり、1キロワット当たりの発電容量に5000元投資が必要とすることから、『十二・五』期間中の余熱・余圧発電への総投資額は1000億元に上る」と業界関係者は指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月1日