劉洪氏:金融危機は、中米間の距離を大幅に縮め、中国の重要性が極限的に示され、米国により平等的な態度で中国に対応することを迫るきっかけとなった。
ワシントンで記者として勤めていた間、米国の友人の中には、米国にとって、21世紀初頭の10年で最も重大な出来事は、「9・11」でもなければ、アフガニスタン戦争やイラク戦争、国際金融危機でもなく、中国の急速な台頭なのだといっていた。
中国の急速な台頭は、米国のいくつかの誤った戦略と関係している。金融危機が米国の経済力を大きく後退させ、2度の大規模な戦争が米国を縛りつけ、その他の行動に出る余裕をなくしたのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月1日