日本家電最大手のパナソニックは先般、6月27日付けで津賀一宏氏が次期社長に就任すると発表した。
パナソニックのAVCネットワーク社社長で、今年55歳の専務取締役の津賀氏は66歳の大坪文雄社長に取って代わる。6月27日の株主総会の承認を経て、津賀氏が正式に社長に就任する運びとなっている。ソニーに続いて、パナソニックも若手を社長に抜擢することになる。
パナソニックは3週間前、同社の2011年度の純損失が7800億円と過去最大になるという見通しを示した。タイの洪水、円高と世界的な経済成長の鈍化などがパナソニックの損失額が膨らんだ原因であるとされている。
しんきんアセットマネジメント投信・投信グループ長の藤原直樹氏は、「若手社長の起用が会社の明るい将来を感じさせており、改革の加速化、競争力の向上につなげるものでもある」と指摘していいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月2日