2つ目は、これも中国が行う積極的な調整の一つで、このような成長速度は中国のマクロ調整の予期する方向に発展しているというべきかもしれない。「十二・五(第12次5カ年計画)」でも、期間中の成長目標を7%に設定している。昨年は最初の年だったため、目標を8%に設定した。これも間の一つのつながり、または過程といえる。成長率を適度に下げ、低く設定するのは、科学的発展観をテーマとし、成長モデルの転換加速をメインに進めるやり方を徹底的に貫くためである。つまり、成長率をやや低くすれば需給の矛盾、資源と環境の制約、物価上昇の圧力を和らげ、もっと多くの注意力を経済成長モデルの転換、構造調整、成長の質と効率の向上に注ぐことができる。そのため、活動の重点を経済成長モデルの転換に置きたいと考えている。
3つ目は、成長率の適度な低下は需給の矛盾を緩和できるが、速すぎる成長は経済を圧迫し、成長の持続可能性が非常に大きな試練に直面することになる。そのほか、資源・環境、物価への圧力も高まる。そのため、中国は成長率を適度に低くし、これらの矛盾を解決し、成長の質と効果を高める必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月5日