7.5%、今年の政府活動報告は8年ぶりに経済成長率の予測目標を僅かに下方修正した。4%前後としたインフレ率目標は前年と変わっていない。このような組み合わせは何を意図しているのだろうか。経済の動向にどのような影響を与えるのだろうか。
「様々な矛盾が錯綜する厳しい状況下で、中国は一定の経済成長を保ちながら、難題に対抗する必要がある。インフレ圧力は依然、無視できない状況で、成長率のある程度の安定は物価の安定に繋がる」と全国政協委員、中国社会科学院経済学部の劉樹成副主任は言う。
経済成長と物価は往々にして矛盾している。中国経済の発展の経験からも、経済成長の過剰な速さが物価の大幅な値上がりを引き起こしたケースが少なくないことがわかる。物価を抑えようとすれば、逆に経済の「失速」というリスクを背負うことになる。