「C919に特化した中国産エンジンが上海市で認証取得中だ。同エンジン名は『長江1000』となる。将来的に中国の大型旅客機には2種類のエンジンが提供されることになり、中国の主柱となるだろう」
C919は中国が独自で研究開発中の、150座席を持つナローボディ機だ。2011年末にはプロジェクト申請、実現可能性の審査、発展の予測の3段階に別れた業務を完了し、2011年12月9日に国家級の初歩的な設計審査を通過し、全面的に発展段階に入った。
現在、同機の受注は235機に達している。その大半は中国国内の需要であるが、米国および東南アジア諸国からの受注もある。
呉氏は、「C919プロジェクトは今年も推進を続け、3Dデジタル模型の設計を完成させ、生産に必要とされる全データを提供する。風洞、構造強度、部品適合性、フライトコントロール、液圧、着陸装置、アビオニクス等、主な総合検査(70種)を実施する。また重要技術(16種)の開発を完了し、新たな重要技術(18種)の開発に取り組む」と紹介した。
「人民網日本語版」2012年3月6日