▽不動産価格の抑制
不動産投機・投資の需要が大幅に抑えられた。多くの都市で不動産価格が前月比下落となっており、調整の成果がはっきりと現れている。また保障性住宅(低中所得者向けの格安住宅)建設も進んでいる。中央財政は2010年の2.2倍となる1713億元を保障性住宅の建設に割り当てており、着工数は1043万戸、完成戸数は432万戸に上った。
▽豊作を迎えた農業
農業は全面的に豊作となり、穀物総生産量は歴史的にも珍しい「8年連続増加」を実現。5年連続で1兆斤を上回り、中国の穀物総合生産能力は安定しつつも飛躍を果たした。
また、都市化率は50%を上回った。これは中国の社会構造における1つの歴史的な変化と言える。
四川大地震の復興再建任務は完了し、青海玉樹、甘粛舟曲、雲南盈江など被災地の救済・再建業務が積極的に推進された。