▽所得が増加
農村部住民の1人当たり純収入の増加速度は1985年以来最高となり、2年連続で都市部住民を上回った。各地で最低賃金基準が大幅に引き上げられた。企業の定年退職者の基本年金が7年連続で増加し、通年で1人当たり1680元増加、5700万人あまりが受益者となった。社会救済・保障基準を物価上昇にリンクさせる連動メカニズムが確立した。個人所得税の徴税基準が2000元から3500元に引き上げられた。個人事業主900万人あまりの税負担が引き下げられた。
▽対外貿易の増加
通年の貨物輸出入総額は3兆6400億ドル(約295兆9300億円)で22.5%増となった。うち、輸出は20.3%増、輸入は24.9%増となり、貿易黒字はさらに減少した。実質ベースの外商直接投資は1160億ドル(約9兆4700億円)で、サービス業と中西部地区の割合が高まった。企業の海外進出は加速しており、非金融類の対外直接投資は601億ドル(約4兆9000億円)に達した。
「人民網日本語版」2012年3月6日