中国のショウガの里といわれる莱蕪市では、ショウガの栽培面積が約1000ヘクタールにのぼり、年間、廃棄されたショウガの茎が約15万トンに達している。ショウガを収穫した後、廃棄された茎がもたらす汚染はずっと農民を悩ましてきた。どのようにこの廃棄物資源を十分に利用して、1歩進んで経済収益、市場の優位性を形成すればよいかということは、一時期、政府と広範な農民たちの最大の頭痛のタネとなっていた。なが年来、莱蕪市はショウガの茎という「副産物」資源をめぐって、回収と循環再利用を行ない、科学研究とイノベーションを強化し、積極的に産業的企業誘致を行ない、産業の優位性をつくり上げた結果、ショウガの茎の総合利用は当初の廃棄物から保健飼料へ、さらにグリーン食器へと、ショウガ産業チェーンの「3つのジャンプ」の発展を実現した。
長期間に、ショウガの茎はショウガ収穫後の廃棄物として、潜在的な農地の汚染をもたらしてきた。このため、莱城区牛泉鎮(町)大荘村村民の亓光明さんはショウガの茎を飼料としてブタを飼育するテストを始めた。10数年に及ぶ研究に没頭した結果、家畜・家禽の保健飼料を成功裏に開発し、ショウガの茎の貯蔵の難問を解決し、国から発明特許を獲得し、国内飼料業界の空白の一つを埋めた。この特許成果はまた「ジュネーブ国際特許技術成果博覧会金賞」などの数多くの賞を受賞した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月8日