トヨタ自動車は2011年に売上げ世界トップの座を失い、トヨタやホンダを代表とする日系自動車の中国における劣勢が鮮明になった。当然、この状態を続けるわけにはいかない日系自動車は、劣勢からの逆転に乗り出している。昨年末に研究開発拠点を中国に設立すると発表したトヨタはこのほど、本社の一部事業を中国に移すことを発表した。
これは、トヨタをはじめとする日系自動車が変革を行い、中国市場での再起を望んでいることを意味するのだろうか。広州日報と新浪網が先週、共同でアンケート調査を実施したところ、回答者の6割が「2012年、日系自動車は中国で再興できない」と見ていることがわかった。日系自動車の中国市場での業績を楽観視する回答者は2割にも満たなかった。