中国工業情報化部の苗圩部長は11日、今年のレアアース輸出割当枠が昨年の規模を維持することを明らかにした。
苗圩部長はまた、「中国政府が人為的にレアアース輸出を抑制していない。昨年の輸出割当に余剰があったことは、レアアース価格の上昇により、国外の需要が減少したためだった」と指摘した。
苗圩部長はさらに、「今後、レアアース生産企業を大手2-3社に統合することを目指している。レアアース資源を大切にすることが統合の目的だ。北部では、内蒙古(内モンゴル)にあるレアアース大手の「包鋼稀土」一社のみを残し、その他の地域でどの企業を母体に統合を進めるかはまだ決まっておらず、統合がいつ終わるかについても今なにも言えない」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月12日