3月5日にも、中国の温家宝総理が政府活動報告を行った際にも、エネルギー構造の合理化を図り、在来エネルギーのクリーン化・高効率化利用を推進し、安全を前提とした原発の発展に取り組むと述べた。原子力発電が政府活動報告で言及されたことは、中国の原発事業再開への政策発信でもある。
原発プロジェクト承認の再開について、全国人民代表大会代表である中国東方電気集団公司の王計会長は、「中国は世界の大国として、化石資源だけによる発電は非現実的であると同時に、水力資源も限られ、太陽エネルギーと風力エネルギーによる発電もまだ補充的な地位にあるため、安定的な電力供給を確保するには原発以外はない」と指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月13日