中国のオンライン旅行予約サイト大手「携程旅遊」の関係者は取材に対して、「11年以降の中国各地のツアー用のビザと個人旅行用のビザの申請数総数をまとめた関連統計データによると、日本自由旅行のマーケットシェアは20%以上増加。同年自由旅行で日本を訪問した人数は4倍以上増加し、特にビサの発給に関する政策を緩和された後の9月以降、個人旅行の観光客の規模はツアー客の規模を上回るようになった。現在、当社を通して日本へ自由旅行に向かう客の数は毎月、1千人規模に達しており、12年も引き続き急速に発展すると見ている」と指摘した。
自由旅行を利用する観光客の主戦力はツアー客と違い、主に上海や北京など大都市に住む、70-80年代生まれの若いホワイトカラー。女性グループやカップルも少なくなく、1度行って病みつきになり、何度も日本へ向かう旅行客も多いという。週末を挟んで4日間、観光だけでなくショッピングを目的に東京や大阪などに向かうというのが、自由旅行の主流。その他、北海道や沖縄、九州などを目的地としたルートも人気が高まっている。
業界関係者は、日本政府のビサ発給に関する政策緩和のほか、日中の観光業界が市場開発に大きく力を注いでいることが、日本観光の回復、特に自由旅行市場の急速な成長に拍車をかけていると分析している。
「人民網日本語版」2012年3月19日