パナソニック、シャープ、ソニーなどの大手電機メーカーは経営難に陥り、長期格付けを過去最低水準に下げられ、経営状況は韓国のサムスン電子より悪い状態にある。専門家は、改善するにはテレビ事業を立て直す必要があると見ている。「中時電子報」が伝えた。
米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、パナソニック、シャープ、ソニーの格付けをサムスン電子の「A」より低い過去最低水準に引き下げた。ムーディーズも3社の格付けを数回にわたって引き下げている。
S&Pの中井アナリストは、3社には格付けの下方圧力がかかっているとし、コア事業を強化するよう促した。
本会計年度(2011年4月から12年3月)、3社のテレビ事業とその他の事業は赤字を計上すると見られている。パナソニックは7800億円の赤字、シャープは2900億円の赤字、ソニーは2200億円の赤字になる見通し。